求人広告を眺めて「本当に転職先として応募してもいいのかな?」と不安な気持ち、わかります。初めての転職活動だったら尚更不安ですよね。後悔しない転職活動は、応募先企業の選定からはじまっています。なので今回は転職先の探し方や転職の進め方、応募の仕方を解説していきますね。

応募したくなる新天地の探し方

転職理由なんて人それぞれです。

どんな理由であれ、転職しようと思ったら私たちは背中を押します。とはいえ、見切り発車はNGです。まずはあなたが応募したくなる転職先の探し方を学びましょう。目についた求人広告から順番にすべて応募していけば採用されるでしょうが、転職したい理由となった原因を解決できるとは限りません。

ここめっちゃ大事なポイントです!数ある求人の中からあなたが応募したいと思える転職先企業を探すのは、実は簡単ではありません。求人サイトだけでもたくさんあるのに、どうやって探していいのかわからない。そんなあなたのために応募したくなる転職先の探し方をご紹介していきます。

自分が応募したくなる転職先のポイントを理解する

最も大切なのは、あなた自身が何をしたいのか。もちろん、何をしたいのか分からないという方もいるでしょう。では、何をしたくないのかを言語化しておきましょう。自分がやりたくないことをやらないだけでも転職活動はグッと楽になります。

転職先を探す際にどんなことを大切にするかが見えてきますから。嫌かもしれませんが、どんなことに不満を抱いているのかを言葉にしてみてください。それだけで星の数ほどある転職先の選択肢を絞れます。徐々に自分が応募したくなるポイントが理解できてくるので必要な作業です。

応募したくなる転職先の見つけ方を理解する

自分が応募したくなるポイントを理解できましたか?では次は「年収○○○万円以上」「年間休日○○○日以上」など、希望の条件を書き出してみてください。自分が応募したくなるポイントの沿った希望条件がわかると、求人サイトで自分に合った転職先の見つけ方が理解できます。

希望業種や仕事内容から選んでから希望条件に合う企業を見つけ出す方法と、逆に希望条件から選んで希望業種や仕事内容に合う企業を見つけ出す方法があります。すべての条件をかなえられる求人があるかどうかはわかりません。

わかりやすく無茶な数字を出しますが、年収5000万円で年間休日200日の仕事がないのと一緒です。妥協点は自分で決めて転職先候補を探しましょう。

応募したくなる求人票の読み解き方を理解する

応募したくなる転職先を見つけたら、求人票の詳細を読み解く力を身に付けていきましょう。実は求人票には隠された情報がたくさんあります。具体的な仕事内容や応募に必要な免許・資格、給与や休日、待遇・福利厚生を確認するのが求人票の役目。

求人サイトによって異なりますが、応募の背景が記載されていることもあるでしょう。なぜ、採用活動を行うに至ったかを知っておいた方が良い場合もあります。

たとえば、欠員が出たから募集するときは即戦力となる経験者が好まれる場合が多い傾向にあります。逆に時間をかけて体制強化を図る、次世代を担う若手を採用するなんてときは経験が問われない傾向が多いですね。

職種名が同じでも転職先によって任される仕事内容が異なる場合があるので、職種名に捉われずにしっかり仕事内容にも目を通しましょう。応募資格は必ず必要なものと、そうではないものがあります。必須条件がどうかをあらかじめ確認しておくことで選択肢を絞ることができます。勤務地欄には転勤の可能性の有無を記載している場合もありますが、書いていない場合もありえます。なので、応募前に転職先候補に問い合わせてみるといいでしょう。

応募に至るまでの転職活動の進め方

転職先探しでは応募に至るまで様々なプロセスがあります。そのため、しっかりスケジュールを管理する必要があるのです。特に複数の企業に応募する場合はスケジュールが混在しないように管理を徹底しなければいけません。「第一希望の企業への書類提出期日が今日までだった…」なんてことにならないように気を付けましょう。

応募企業はあなた以外も含めた複数人から採用する人材を決めます。応募したからと言って必ず採用に至る訳ではありません。第一希望・第二希望…といくつか転職先の候補があるといいでしょう。一社ごとに応募して不採用されたら次の応募、と繰り返す転職活動の進め方は時間がかかります。逆に複数の企業に応募して転職活動を並行する進め方は面接日がバッティングしてしまうことも。

転職活動では応募管理が大切!

複数の企業に応募する方法にはメリット・デメリットがあります。複数の企業に応募する方法が一般的ではありますが、はじめて転職する場合は特に応募管理が大切です。現職と並行して転職活動を行わなければいけないため、うっかりミスで面接日が被ってしまった、なんて話もよく聞きます。

会社ごとに何をアピールするべきか分析しなければいけませんし、履歴書・職務経歴書で記入する内容も違ってくるでしょう。曖昧な情報を使いまわさず、丁寧に書類を作成する必要があるので体力も使います。応募企業名や職種名、では、転職活動を成功に導くための応募管理のポイントをご紹介しましょう。

応募意思・入社意思

様々な企業に応募すると、転職先探しを始める前とは違った自分が見えてきます。あらゆる情報を知ることで「もっとこうしたい」という気持ちが生まれてくるのです。そのため、常に応募意思・入社意思は整理しておきましょう。最初に応募した会社にはもう入社する気持ちがない、ということも珍しくありません。

スケジュール

複数の企業に応募する場合は、スケジュール管理を徹底してください。どちらか迷っている企業のどちらにも「スケジュール管理能力なし」と判断されないように気を付けましょう。特に求人サイトを利用する場合は掲載期間が決まっているため、応募の締め切り日や面接の実施日など、必要な日付をしっかりリストアップして管理しておきましょう。

応募先企業の魅力

どこに魅力を感じて応募しようと思ったのかはメモしておきましょう。実際に応募する際に志望動機になるポイントです。また、実際に応募しないにしても次の転職先を探すときに役立ちます。

不安点

「本当にこの会社でいいのかな?」と不安な点も洗いざらいメモしておきましょう。調べたら不安点を解決できる場合もありますが、分からない場合は面接の際の質問事項として覚えておいてください。入社するかどうかを決めるのはあなた次第ですからね。

反省

面接が終わったら必ず反省点を書き出しましょう。面接官にどんなことを質問され、どう受け答えしたのか。二次面接を行う企業も多いので、次回の転職先面接の武器になるかもしれません。

複数の会社に応募していることは応募企業に伝える?

面接官に「ほかの会社にも応募していますか?」と質問されることは少なくありません。質問されたことに対しては正直に答えましょう。すべてを大っぴらにすることはありませんが、聞かれたことに対して嘘をつくのは100%悪い印象になります。その場で嘘を突き通せたとしても、いずれバレたら問題になりますからね。

ただし、同じ業界・業種ではない企業に応募している場合は理由までまとめて答えられるように準備しておきましょう。転職活動の軸がブレていると「本当にうちに入社したいのか?」と思われるかもしれませんからね。