求人広告って見るのが難しいですよね…。みなさんこんにちは!イチゲキのキャリアアドバイザー(CA)森田です。今回のテーマは、流し見してしまう人も多い求人票・求人広告について。転職活動をはじめよう、仕事探しをしよう!と、思い立ってハローワークや求人サイトで情報を見ても、
- 「これって本当の情報なの?」
- 「そもそも求人の読み方がよく分からない・・・」
なんて思ってしまう方も少なくないはず。そこで!日頃から求人のご紹介を担当している現役CAが求人票・求人広告の見方を分かりやすく説明します!
目次
ネット上には求人広告がたくさん
求人広告にも得意不得意があり、総合的に取り扱っている媒体から専門特化まで珠玉混同です。たとえば大手求人運営だと…
リクルート系
タウンワーク、はたらいく、とらばーゆ、リクナビNEXT、フロムエーナビ…など(リクルート公式サイトより)
マイナビ系
マイナビバイト、マイナビ転職、マイナビ保育士、マイナビ税理士…など(マイナビ公式サイトより)
エン・ジャパン系
エン転職、AMBI、ミドルの転職、エンワールド、エンジニアハブ…など(エン・ジャパン公式サイトより)
上記以外にも、ワーキン、バイトル、求人ジャーナル、ビズリーチ、グリーン。地域特化の求人情報誌(例:北海道のアルキタなど)本当にさまざま。最近では、インディードなどの求人に特化した検索エンジンなんかも登場しています。
運営会社によってルールが違ったり、注力しているターゲット層が違うため「無限」ともいえる求人案件の中から、自分に合った仕事を探さなければなりません。
おっと、ここで読むのをやめてはいけません(笑)。そんな無限ともいえる求人の海をどう泳ぐかをこの記事では丁寧に解説していきます。
求人広告チェック:まずは会社情報を確認
気になる求人票・求人広告をみつけたらまずはこれ。中身を読む前に、一番最初に確認してもらいたい箇所が「会社情報」です。「企業名」「店舗名」「設立年」「資本金」「従業員数」…といった、会社に関する情報がまとまって記載されているので
- 「この会社の市場規模は大きいか?小さいか?」
- 「本社はどのエリアに拠点を構えているか」
などなど転職に当たって重要なポイントにチェックを入れていきましょう。
求人広告チェック:どんな職種を募集しているか
会社についてある程度の情報が分かったら、今度は「職種名」をチェック!シンプルに「営業」「事務」「店舗スタッフ」…と一言でまとめられているものもあれば、
- 「飛び込み営業&ノルマなしの営業スタッフ」
- 「未経験からチャレンジできる店舗スタッフ」
細かな説明が加えられた職種名もあります。これらは他社の求人と差別化をするために装飾されています。基本的に自分が探している職種名の求人だけを読めば大丈夫ですが、中には変化球も。
- 仕事内容は「営業」なのに職種名が「販売スタッフ」に…
- 「事務スタッフ」の仕事内容を見てみるとなぜか現場作業も…
実はこういった求人は少なくありません。その理由は不人気職種にあります。企業としても応募が来なければお金を払って広告を掲載するメリットがありせん。少しでも応募数が確保できるようにされた求人広告になっているものもあるわけです。少しでも気になる職種が見つかれば、仕事内容まで読み込むことをオススメします。
看護師や電気工事士など、専門資格が必要な職種を除き、職種名に関しては厳密な規定がありません。「職種名」=「仕事内容」のイメージはできるだけ持たない方が良いかもしれませんね。
一時期流行した「コンサルティング営業」
- 回線契約を促す飛び込み営業
- OA機器の提案をする飛び込み営業
- 求人広告を提案する飛び込み営業
お客様のニーズを探り最適な提案をするため、嘘ではありません。嘘ではありませんがイメージする「コンサルティング」とはたぶん違いますよね。もちろん、飛び込み営業を卑下するわけではありません。応募数を確保するために工夫がされているということは念頭においておきましょう。
求人広告チェック:実際に「どんな仕事」をするのか?
次は求人の主役「仕事内容」を確認しましょう。まずは「職種名と仕事内容が合致しているか」も含めて、仕事内容全体の情報を見ていければOK。数百字に渡って、細かく仕事について記載されているものもあれば、二、三行のみの仕事説明で「え、これしか情報ないの?」なんて求人もあります。
特にハローワークの求人票だと、必要最低限の情報しか載っていない場合もあります。実際にハローワークの窓口で仕事内容について質問するのもぜんぜんOK。求人票に載っている情報量によって、募集する企業の熱量も見えてきます。「読んででワクワクする」「この内容なら自分にもできそう」という感覚が大事です。
また、ここで一つ注意ポイント!
会社によっては「入社後に別の業務を担当することになった」と、仕事内容が若干変わったりするケースもあります。入社前に詳しく聞くことも大切。面接や個別連絡などで実際の仕事内容について、納得のいくまで質問してみてください。
求人広告チェック:勤務地とアクセスを確認
仕事を選ぶ上で、勤務地やアクセスも重要なポイント!通勤には「徒歩」「電車」「バス」「車」などなど、さまざまな手段があります。そうなると自分に合った通勤手段で通えるか?は大前提として、その通勤手段を毎日続けられるかも考慮しましょう!
「〇〇駅より徒歩5分!」と記載されている求人も、実際に歩いてみたら8分くらいかかった…なんてことも普通にあります。なぜなら歩くスピードはみんなそれぞれですからね(笑)。余裕を持った所要時間で見積もるのがベター。
会社によっては「始業30分前に出社しなきゃいけないパターン」もあるため、朝起床してから会社に到着するまでの流れを確認するのも大切。通勤に関しては快適さを追求すればキリがありません。そのため「どうしてもこの仕事に就きたい!」という気持ちと「無理のない通勤手段で通える」許容範囲を天秤にかけて、ベストバランスな塩梅を見極めていきましょう。
求人広告チェック:勤務時間も重要なポイント
仕事内容、アクセスと基本的なチェックが済んだら勤務時間を確認!生活が大きく関わるので抜かりなく読み込みましょう。実働時間と休憩時間を合わせて、8~9時間の拘束時間が平均値です。無理なく働けるスケジュール・時間帯であればひとまずクリアと判断してOKです。
3交替やシフト制など、日によって勤務時間帯や労働時間が異なるパターンもありますその点もしっかり確認していきたいですね。
求人広告チェック:希望に合った休暇・休日か?
なんだかんだみんなが一番気になる休日・休暇。「シフト制」「週休二日制」「会社カレンダー」など、休日の表記も様々。無理なく働ける許容範囲を見積もっておくと良いですね
「正直求人に書いてあることだけじゃ良く分からないな…」なんてものも多くあります。そのため、面接や連絡を通じて解像度をあげるの一つの手です。長期休暇に関して夏季休暇が3〜10日だったりと幅も大きいので日数チェックも大切。
求人広告チェック:応募の決め手となる給与欄
応募をするか・しないか、一番の決定打になるのが給与金額だと思います。給与に関しては、表記の仕方がいくつかあります。実際に支給される基本給を記載しているものから、色々な手当や固定残業手当が含まれた金額があったりと、求人によって表記もさまざま。
基本的に「入社したら支給される給与」という認識で間違いではありません。が、「固定残業代」の表記があった際には要チェック!残業の有無に関わらず残業代が一律で支払われるシステムのため、裏を返せば、残業をしても給与が変わらないリスクがあります。
固定残業代に含まれる相当時間(20時間分含むなど)を越えた場合にはさらに加給されます。その点を踏まえた上で、金額を見ていくといいでしょう。
求人広告チェック:会社で差が付く待遇欄
住宅手当や交通費、資格取得支援など、会社ならではの特色が出やすいのが待遇欄。中には給与金額がまあまあでも各種手当を加算すると実は高給与!という企業も。
「資格取得支援」があれば働きながら会社の費用負担で新たに資格取得も可能。願わくば今後のキャリアを見据えて待遇を見極めることも大切です。
求人票・求人広告の見方まとめ
以上が転職活動を進めるうえでの求人票・求人広告のチェックポイントでした!ここで紹介した情報はほんの一部・・・。求人にはたくさんの情報が詰め込まれているので、隅々まで読んでいくことが大切です。とは言っても、
- 「そんなにしっかり求人を読む時間なんてないよ・・・」
- 「求人を見つけても、それが自分に合った仕事なのか分からない・・・」
なんて方もいらっしゃるはず!そんな方にぜひ活用していただきたいのが、私たちキャリアアドバイザー!転職のプロが一から転職活動をサポートするので「転職自体が初めて…」なんて方もウェルカム!経歴の棚卸しからキャリアプランまで一緒に伴走します転職を希望される方はお気軽にご連絡を。転職しようか迷っている・・・そんな方もぜひ一度お話しできれば幸いです◎
それではまた、次の記事でお会いしましょう!