フリーターって実はいいことづくめ。時間に縛られないから。将来の夢のためにお金を貯めたいから。特にやりたいこともないし、なんとなく…。などなど理由は人それぞれ。自由度の高さに魅力を感じてフリーターになる人は多いと思います。

とはいえフリーターをしていたけど卒業したという人も世の中にはたくさんいます。今回はフリーター卒業生たちの『辞めた理由』『辞めてからどうしたのか』をご紹介。

  • 「このままフリーターを続けようか悩んでいる」
  • 「フリーターになりたいけど迷っている」

という方は、今後の人生設計の参考にしてみてください。

フリーターを卒業した人の理由

まずは実際にフリーターをしていたけど卒業した人たちの理由をご紹介します。

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29歳 男性
最初は余裕だろって思ってたけど、周りの友達がどんどん昇給していく中で自分は収入が低いまま。将来もフリーターを続けていくことに段々不安を感じるようになった
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24歳 女性
時間の融通が利くと思ってフリーターになったけど、人手不足を理由に無理やりシフトに入らされるのが嫌だった
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25歳 男性
簡単な仕事が良いと思い働いていたが、さすがに飽きてきた…。スキルを身につけられる仕事がしたくなった

フリーターになった当初は「このままやっていける」と感じる人が多いです。

しかし収入・勤務時間をはじめとした自分や周囲の環境の変化、フリーターという働き方で想像していたイメージとのギャップなどによってやめていく人が多いようですね。自由度の高さに魅力を感じたものの実際には想像と違ったからまた正社員に戻るという人も。

他にも、

  • 力仕事のアルバイトをしていたものの年を取るごとに辛くなってやめた方
  • クレジットカードや賃貸の審査などが通らなくて苦労した方

など様々な方たちがいるようです。

フリーター卒業を考えた瞬間って?

では、どんな瞬間に『フリーターをやめよう』と思うのか。多い理由としては、

  • ・親から将来を心配する言葉をかけられた時
  • ・友人との飲み会で収入やキャリアなどの差を感じた時
  • ・ATMで口座残高を見た時
  • ・恋人との結婚を考えた時

などが挙げられます。要素としては、やはり『お金』に関することが多いです。収入を考えた瞬間にフリーターをやめようと考えた人の割合が多いようですね。フリーターと正社員を比較すると生涯年収は1億円以上違うという調査結果もあります。

引用:厚生労働省/正社員とフリーターとの格差

最初の時給から上がることがあまりなく、昇給したとしてもほんの少し。高価なものが欲しくてもお金に余裕がなくて買うのを諦めたり、結婚・子供が欲しくても貯えがなくて諦めてしまったり、収入の低さはライフプランにも大きな影響を及ぼします。

無期雇用の正社員と異なりアルバイトなどは雇用が保証されていません社会的信用を得にくいという点もフリーターをやめるきっかけとして1つ挙げられます。恋人と結婚して新しい住まいを借りたくても信用がないから借りることができない。そうした場面に遭遇した時に、自分の働き方を改めようと思う人が多いようですね。

フリーター卒業後、何になるのか

「フリーターをやめよう」と決意した方が目指すのは、やはり圧倒的に正社員が多いです。無期雇用で給与が保証されているため特別な理由がなければ解雇できませんし、減給もないですからね。アルバイトに比べれば昇給幅も大きいですし、少しずつでも給与は年々上がっていくのが一般的です。

また正社員の場合、ほぼ全員が社会保険へ加入します。社会保険には厚生年金が含まれており、掛け金が国民年金と異なります。将来貰える年金額に大きな差が出るため、正社員の方がどちらかというと老後の不安が少ないのです。

雇用と収入が安定していることから、正社員の方が社会的信用も高いです。クレジットカードやローンの審査なども通りやすいので、将来的に結婚を考えている人などは正社員を目指す方がメリットが大きいんですね。

なかには就職しない人も

一方、フリーターからフリーランスになる人も。フリーターは会社と雇用契約を結んで契約内容をもとに時給や福利厚生が発生しますが、フリーランスは雇用形態は結ばず企業から業務を依頼されて業務を行った分の報酬が支払われるという形です。

自分で働く時間・場所を決めやすく、高い報酬の依頼を受注できればその分高収入を得られます。ただし依頼がなければ収入はありません。フリーター同様、クレジットカードなどの審査も通りづらく、また確定申告などの手続きも自分で行わなければなりません。

何よりフリーランスは専門スキルや実務経験を武器に企業から依頼を受けるという人がほとん。企業側も即戦力としての働きを求めているので、専門スキルがない・実務未経験の状態からいきなりフリーランスを目指すというのは現実的ではありません。専門スキルが特にない人、安定を求めている人などは、やはり正社員を目指す方が安心といえるでしょう。

フリーター卒業を考えている人はまずここをチェック

「フリーターをやめて正社員を目指そう」と決意した方は、では何をしたらいいのか。いきなり仕事をやめるのではなく、まずは自分の状況を確かめるところから始めてみましょう。

その1:生活費の蓄えはどれくらいあるか

貯えがない中で仕事をやめ就職活動を始めるのは危険。途中で生活が苦しくなったり、就職活動を続けるためにまたバイトで食い繋ぐしかなく結局フリーター生活から抜け出せないなんてことに。あらかじめ数か月程度、生活費を貯めておけばお金の心配もなく就職活動に集中できます。貯金が難しいと考えている人もムダがどこかにないか今一度おさらいしてみましょう。

その2:正社員になった後のプランは決まっているか

全く何も考えず勢いのまま就職活動に入ってしまうと、やりたい仕事がない、自分に全然合わない会社に入ってしまった…なんてことに。

  • 「年収を今の倍にして、マイホームを建てる」
  • 「一生食いっぱぐれないような専門スキルを身につける」
  • 「好きなアイドルをもっと応援したいから、趣味にかけるお金と時間を増やす」

など、具体的でなくても全く問題ないので、まずは1つプランを立ててみましょう。

まずはこれから始めよう

自分の状況を確認出来たら、次は就職活動の第一歩を踏み出しましょう!比較的始めやすい、オススメのサービスを3つご紹介します。

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