受話器をもつと手が震える。電話をかけたり、かかってきたりすると強い恐怖感に襲われる・・・。涙や吐き気を催す方もいるほど深刻になっているのが電話恐怖症。産経ニュース(民間会社調査)によると、20代以上の約7割が電話対応に対して苦手意識があるようです。そこでこの記事では電話に出なくていい仕事の有無についてまとめました。
目次
電話に出なくていい仕事はあります
まず結論からいいますと電話に出なくてもいい仕事はたくさんあります。「電話に出る」といってもさまざま。ここではひとくくりに電話を使わないという仕事のいくつかをご紹介します。共通しているのは、常に目の前の仕事に集中していることと言えます。
職種 | 仕事内容 |
---|---|
機械エンジニア | 工場やプラントの機械を保守や点検 |
ITエンジニア | 未経験からできる監視業務や仕組みの構築など |
製造業 | ライン作業・品質検査・パッケージ作業など |
運転手・乗務員 | バスやタクシーなどの運転業務 |
警備関連 | 施設・イベント・交通誘導といったセキュリティ維持 |
作業員・オペレーター | 職人仕事や決められら作業を繰り返し行う |
電話に出る=コミュニケーション
電話受付はコミュニケーションの一つです。要件がある電話、問い合わせの電話、取材の電話、セールスの電話など、なにかしらの用事があるからこそコールが鳴ります。企業の血液とも呼べる売上を作るためには社内外のコミュニケーションが必要不可欠。
SNSやチャットメッセージが普及したことにより電話で話す機会は減少。しかし仕事においては電話対応が必要な場面がまだまだ多くあります。
電話が苦手だと感じる原因
- うまく取り次ぎできるか心配
- 電話しているのを他人に聞かれたくない
- 敬語がうまく使える自信がない
- 自分の知識で正しく回答できる自信がない
- 作業を中断するのが嫌だ
- 知らない人と話すのが苦手
- 電話は時間を奪うものだと認識している
- 電話越しに怒られて落ち込んだことがある
- とにかく緊張してしまう
- 相手の表情が見えないから怖い
番号検索して折り返す必要があるかを調べてからかけ直します。
友達とご飯を食べにいくときも
ネット予約しかしませんね。
電話は嫌だけど、対面でのコミュニケーションは得意という方も中にはいます。相手の表情が見えないというのも電話恐怖症の原因の一つなのかもしれませんね。
電話恐怖症は克服できるのか?
電話が苦手な原因のほとんどが「●●●の自信がない」「●●●が心配」というもの。つまり、経験が少ないからこそ苦手意識に繋がっています。はじめは抵抗があるかもしれませんが、毎日少しずつ受電回数を増やして数をこなしながら慣れていくのが正攻法。
クレームにはどう対応する?
クレームの捉え方次第で心の負担は軽減します。クレーム・お客様の意見は会社成長のきっかけに。本当に攻撃目的でクレームを言ってくる方は極少数です。会社への不満を通じて、もっと改善してほしいという期待が込められている場合がほとんどのため「自分に怒っているわけではない」とまずは心を落ち着けましょう。その上で真摯な対応を。きちんと話を聞くことでお客様の怒りが落ち着いてきます。
若手社員へのアドバイス
電話対応はみんな苦手です。自分だけじゃないのでその点は安心してください。わからないことがあれば先輩に質問を。自分で対応できないことは上司に対応を頼んでみましょう。そうやって色々な経験を積むことで社会人として成長していきます。
電話に出る仕事が怖くなくなったら
先ほど電話に出なくていい仕事をいくつかご紹介しました。とはいえ電話対応に慣れれば仕事の選択肢が大きく広がります。ここでは、電話に慣れることでスムーズに進められるお仕事をご紹介。
オフィス事務 | 書類作成・電話応対・顧客対応など |
コールセンター | インバウンド(受信)・アウトバウンド(発信) |
カスタマーサポート | お取引企業のサポート関連など |
販売・接客全般 | アパレル・ホテル・ケータイショップなど |
営業関連全般 | 個人・法人・ルートなど仕事の方法はさまざま |
マーケティング関連 | 分析・企画・数値目標設定・販売促進などさまざま |
頑張れば電話恐怖症を克服できる!と自信がついた方は上記の仕事も検討を。コミュニケーションを大切にできる方は管理職などキャリアアップもしやすいです。
電話に出なくていい仕事まとめ
多くの人が苦手意識をもっている電話対応。電話に出なくてもいい仕事はたくさんありますが、可能なら克服も視野にいれてみましょう。転職において視野が広がるのはもちろん将来のキャリア形成にも影響。
苦手な人が多いからこそ、がんばって慣れることに価値があります。ちょっとした意識次第で頭一個抜き出た存在になれるかもしれませんよ。